第22号 相続手続 事例レポート
事例No.22 故人名義の多数の通帳!
お父様を亡くされたXさんから相続手続きについてのご相談がありました。
お父様の遺産の内容をお伺いすると、多数の通帳を持っている事がわかりました。生前、お父様は複数の銀行で通帳を作成しており、それぞれの残高を拝見してみると数千円~数万円程度の口座が多く、年金の受け取り、公共料金の支払い、趣味など使用用途ごとに細かく使い分けて管理をされていたようでした。
幸い、お父様の相続人はXさんだけだった為、遺産分割の必要はなく、また銀行所定の相続手続書類もXさんだけの署名押印で済ます事が出来ます。そのため、各金融機関の手続きは比較的簡単に完了する事が出来ました。
しかし手続き先の金融機関が多く、時間がずいぶんとかかりました。相続手続きにおいては残高の多少に関わらず全ての金融機関に対して、戸籍・印鑑証明などの必要書類の提示が求められます。
今回のお父様のように残高が少額な口座が多数あるケースでは、手続きの煩雑さから途中で諦めてしまう相続人も少なくありません。名義人ご本人様が相続発生前の備えとして、使用頻度や残高を考慮しながら銀行口座を整理する事で、相続手続きにおけるご家族の負担をより軽減する事が出来ます。
相続対策の一つとして、少額預金などの財産整理をされる事をお勧めします。
使っていない少額の通帳は整理しましょう!
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